フォリオ フォリオ フォリオ:プリント バイ ヴェロニカ・ディッティング
京都dddギャラリー 第242回 企画展
京都dddギャラリーにて、「フォリオ フォリオ フォリオ:プリント バイ ヴェロニカ・ディッティング」が2024年6月8日から7月28日まで開催されます。
—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—
京都dddギャラリーにて開催されるこの展覧会では、ヴェロニカの手による過去20年間の作品を多岐にわたって展示します。その内容は、本や雑誌、その他の出版物、展覧会用デザイン作品をはじめとした様々な印刷物です。会場では、この展示会のためにデザインされた展示用のスタンドを、ひとつひとつ高さや方向を変えて設置することで、いろいろな視点から作品を見ることができ、それによって作品の素材感と立体感を際立たせる展示法をとっています。ギャラリーに集められたこれらの印刷物がひとつの風景を創り出し、集合体としてのヴェロニカの制作物が持つ本質 的特徴が浮き彫りになっています。
今回展示される主なプロジェクトのひとつに、『ザ・ジェントルウーマン』誌があります。ザ・ジェントルウーマンは、ある小さなチームが2010年に創刊したもので、同誌の持つ唯一無二かつ非常に影響力を持つ感性は、ヴェロニカがチームの一員として創造し、進化させてきたものです。展示では、同誌の考え抜かれたレイアウトと、読者に人気の高い情報ページにフォーカスがおかれており、編集に対するヴェロニカのアプローチ手法を明確に見て取ることができます。
また、エルメスのビューティ部門立ち上げを牽引した多くの印刷物も展示されます。ここでは、ビューティ製品そのものの特性とヴェロニカ自身の色使いとの比率に関して、ヴェロニカが見せた駆け引きの手腕が際立ちます。これらのプロジェクトは、アーティストブック、エディトリアル、展覧会デザインとともに展示され、ヴェロニカがそうした作り手たちと築いているユニークな関係性を表わしています。
さらにこの展覧会では、完成品だけではなく、写真家チュウ・ヤンよる模型やダミー、校正刷り、デザインスケッチなどの素材を集めた大規模な写真作品も展示されます。複雑に構成され、美しく照らし出された作品たちを目にすると、それぞれのデザインプロセスを感じられるだけでなく、アーカイブの範囲とスケールも伺い知ることができます。そしてまた、ヴェロニカがクリエイティブディレクターとして特に重視する、写真の依頼という仕事についての示唆もあります。
作品キャプションには、各プロジェクトの素材とプロセスについて詳しい記載がありますが、そこにはまた、グラフィックデザインを三次元的に鑑賞することを推奨する意図が込められています。とは言え、この展覧会では、やはりまず作品に対する即時的かつ官能的な反応が励起されます。それこそが、何にも増して印刷物の可能性に対する祝福なのです。
【関連イベント】
●トークイベント
日時:6月8日(土) 15:00~16:30
出演:ヴェロニカ・ディッティング(クリエイティブディレクター/グラフィックデザイナー)、エミリー・キング(本展キュレーター/デザイン史家)(逐次通訳あり)
会場:京都dddギャラリー内
定員:先着30名
※要予約、入場無料
※定員に達したため受付終了
●オープニングパーティ
日時:6月8日(土) 16:30~18:00
会場:京都dddギャラリー内
開催期間 | 2024/06/08(土)~2024/07/28(日) |
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時間 | 11:00~19:00(土・日・祝は18:00まで) |
休館日 | 月曜日(祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土日にあたる場合は開館) |
入場料 | 無料 |
参加アーティスト | ヴェロニカ・ディッティング |
会場 |
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会場電話番号 | 075-585-5370 |
会場URL | https://www.dnpfcp.jp/gallery/ddd/ |
詳細URL | https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000832 |