建物公開2024 あかり、ともるとき
東京都庭園美術館にて、「建物公開2024 あかり、ともるとき」が2024年11月10日まで開催しています。
—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—
本展は、1933年(昭和8)に竣工した旧朝香宮邸(現・東京都庭園美術館本館)の建築としての魅力を存分にご堪能いただくため、年に一度開催している建物公開展です。これまで当館では毎回テーマを設定し、様々な角度から建物公開展に取り組んでまいりました。今回は、この建物のみどころの一つとも言える「照明」に焦点を当てます。
1920年代、滞在中のフランス・パリにて、当時全盛期だったアール・デコの様式美に触れ、魅せられた朝香宮夫妻。帰国後、最先端の技術と最高級の素材を用い、アール・デコの精華を積極的に取り入れた自邸を建設しました。フランスの装飾美術家アンリ・ラパンが主要な部屋の室内装飾を手がけ、宮内省内匠寮の技師らが全体の設計を担い、日仏のデザインが融合する形で完成した建築です。現在は美術館として活用していますが、竣工時からの改変はわずかで、当時の様子を良好な状態で伝えることから、国の重要文化財に指定されています。
天井や壁面に据えられた照明は、旧朝香宮邸の室内空間において特に印象的な要素です。こだわりの材質やディテールがあしらわれた照明器具の多くは、この邸宅のために制作されたもので、華やかさと独自性を高めています。本展では、各室の照明に関する解説、資料を通して旧朝香宮邸の魅力に迫るとともに、同時代のランプ類を展示します。また、本館の窓のカーテンを開け放ち、自然の光を感じる空間で、宮邸時代の家具や調度を用いた再現展示をお楽しみいただきます。
秋の季節、やわらかな光を放つ灯りのもと、心に染み入るひと時をご堪能ください。
【関連イベント】
●ワークショップ たてもの文様で作る「あかり」
日時:10月13日(日) (1)10:30~13:00(2)14:30~17:00
場所:東京都庭園美術館 新館 ギャラリー2
対象:カッターやはさみが使える年齢の方(小学校高学年以上推奨)
講師:下中菜穂(造形作家、もんきり、伝統的切り紙、歳時風俗研究)
参加費:無料(ただし、別途「建物公開2024 あかり、ともるとき」展のチケットが必要)
定員:各回30名
※要申込
開催期間 | 2024/09/14(土)~2024/11/10(日) |
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時間 | 10:00~18:00(入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日(10/14、11/4は開館)、10/15、11/5 |
入場料 | 一般1,000円/大学生(専修・各種専門学校含む)800円/中学生・高校生500円/65歳以上500円 |
会場 |
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お問い合わせ | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
会場URL | https://www.teien-art-museum.ne.jp/ |
詳細URL | https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/240914-1110_lookingatarchitecture/ |